ものづくりに「感覚」や「感性」は必要だが
感性のみで出来る人は「天才」と呼ばれるごく一部の人間であって、
プロであればあるほど、日々努力してるし、勉強が必要だと思う。
・・・なんてことを、久しぶりにモノカキの友人と話した。楽しかった。
ものをつくるという行為は、決して一人ではできない。
ということも再認識した。
1月のunitでのライブ
「デカルコマニー」のテーマでもあったことだけど、
私は、曲や、歌詞ができるのは、決して私一人の力ではないと思っている。
すべて、感じさせてもらったもの、いただいたものを
吐き出しているにすぎないと思う。・・・
今日、今月29日のアスカフェでやるライブのリハをした。
平岡さんとミギーと私の感性のぶつかり合い。たくさんの発見があった。
二人とも素晴らしいミュージシャンだ。いつも次の音を考えている。
平岡さんは、絵もやっていた方なので、モネの話になったりした。
(私もミギーもモネが好きなのだった)
ここに「どのような色を置くか」で表情が変わる絵画のように
ここに「どのテンションをのせるか」などで曲の表情が変わる。
バイヤゥン、サンバ、パルチードアウト・・・
リズムや、コードを少し変えるだけで、
既にあった私のオリジナル曲が、いかようにも形を変えていく。
そうか、こんな切り口があったのか!という発見が
1小節ごとに爆発していく。面白い。
この間は、モダーンの曲作りで
りゃんぺい、タム、コータと深夜練習をした。(最近よく深夜スタジオにはいる。)
すごい、すごい楽しかった!
ストーリーに、だんだん肉付けされていく作品。
また、この間は、
ベースの「たなけ」こと田中啓介と曲作りの話をしていたのだが
彼も、かなり色々なアートを知っているので
話していて、とても刺激になった。
私がアイデアを言うと、こんなのもある、あんなのもある、と
音楽の案だけでなく、映像や絵などまで見せてくれた。
面白い人がたくさんいる。
知らないことも沢山ある。
人の手が加わる。
考えもしなかった形になる。
ああ・・なんて楽しい世の中だろう。