2006/04/21 (Fri) 12:00
昨日は、4/29のライブのリハにゆく。
宮嶋みぎわ邸。
好物のエッグタルトを買ってお邪魔する私。
ゆったりした森の中に、みぎわ邸はあった。

すでに、純子さんが来ていて
ケーキを用意していた。
ああ。ケエキ!
和田純子とケーキ
この感覚…。
そして、こうやって女子で集まるのは、
久しぶりだなぁと、思う。

女子っていいよな。
何も言わなくても、わかり合えるところがあるんだよ。
些細なところではっと気づく。
あ、これは!
これが母性というものか、と。

ああ女と男ってやはり違う生き物なんだわぁ
と発見した一日。
どちらがよい、とか、悪いとかではなくて
根本的な構造が違うんだな、と。
地球は二種類の性で成り立っているのだと。
永山マキ
私たちはいろんな話をした。
その全てが刺激になる。紙マスクですみません
純子さんも、miggyさんも
バンマス経験者でコンポーザーだったりするから
リハ中も話が早いし、アイデアが出るし、
音楽的にも、精神的にも波長があって居心地がいい。
純子さんも言ってたけど「痒いところに手が届くかんじ」。

そして、みんなお互いをリスペクトしていて
曲をやっていても、愛情を感じるの。
ここは純子さんでしょ!とか。
ここはマキちゃんだね、とか。
miggyさんは、歌の世界観を理解して
ピアノを弾いてくれる。
ちゃんと歌詞を読んでくれてるんだ。うれしいなぁ。

さて、そんな三人でライブします。
29日限定で組んだユニットです。

コレを逃したら、機会はないかもしれないので
是非いらしてくださいね。

★画像はミギーさんよりいただきました。
ミギーのブログはこちら
http://yaplog.jp/hitmemiggy/


▲私の携帯でミギーさんを撮影。しかし、暗くてよくわからない。
本番で華麗な指さばきをごらんあれ。








06.04.29.(土)miggy meets two birds @渋谷青い部屋

”miggy meets two birds” 
 宮嶋みぎわ piano from hitme&miggy,miggy+
 和田純子 vocal from BE THE VOICE
 永山マキ vocal from モダーン今夜

*1部の方にしか出演しませんので、ご注意くださいね♪

Rin Rin Jazz Kitchen Presents
「乙女音楽研究会」
〜にのうでナイト!〜
1部 17:00open 19:40close、2部20:00open 22:40close
¥2800(1D+FOOD付) ¥2500(1D+FOOD付/予約)

【実演】トランスパランス
    miggy meets two birds ※1部のみ出演
    東京ポルチカ歌劇団   ※2部のみ出演
【活弁】山田広野
【座長】川島イタル
【客員教授】有坂塁(kino iglu)
【お夜食】JunJun Cooking
【可憐屋】Brique
※1日2回公演 完全入れ替え制 (定員50名)

「Rin Rin Jazz Kitchen」→ http://www.rinjazz.com
「青い部屋」→ http://www.aoiheya.com

★ご予約は青い部屋へ直接お願いいたします
★青い部屋HPのスケジュール欄に予約方法が記載されています♪
まちとと | comments(0) | trackbacks(0)
2006/04/16 (Sun) 00:11
lalala

「ららら」  
作詞作曲永山マキ

今のわたしの気持ち
ありふれた言葉で
ふちどるのは簡単なこと

でもあなたには告げない
言わぬが花と言うでしょ
歌うから聴いていて
これがわたしの気持ちなの

ららら・・・

本当は告げてしまいたい
苦しくて胸が痛いよ
いつもそばにいてくれる
あなたに

わかっているから
何も言わないで
歌うから聴いていて
これがわたしの気持ちなの

ららら・・・

(2nd「青空とマント」より)
lalala

「ことばと紙屑展」
すごくいいイベントだった。

映像の演出、
シリアルナンバー付サントラCD、プログラム、
そして、
モーテルブルーのレーベルメイト
シシドヒナタ、K.P.M.、Lampという、
素晴らしい仲間と一緒にライブできて、
本当に、本当に楽しかったよ。

シシド君、よかったなぁ。
また黒猫船でハモりたいな。
楽屋でシシド君をつかまえては
ビートルズのblack birdをハモっていた。
本番前だというのに、すみませんでした。
だって、うれしかったんだもの!

シシド君の後ろで叩く、内海ちゃん。
客席から見る彼は新鮮だった。

K.P.M.の拓音とは、久々の再会を果たし、いい気分。
(拓音とは昔、バンドを組んでいたことがあるのです。)
いやぁ、なつかしいなぁ。
おかっぱ頭でサックスを吹いていたときのことを知っているのは
彼とりゃんぺいぐらいだろう。
独特のあのフレーズは
どういう音楽を聴くと浮かぶのかな。

Lamp、さすがだったなぁ。
転調に転調を重ねた、あの楽曲は
いったいどうやってつくるんだろう。
よく歌えるなぁ。

モダーンでは
ピアノ弾き語り「ららら」を
素敵にバンドアレンジできてよかった。
あゆみをはじめ、モダンホーンズに感謝!
この曲は、どうしても
このイベントでやりたかったのです。

来てくれた皆さん
本当にありがとうございました。

大滝詠一トリビュートでお世話になった
栗原務さんと(楽屋にて)↓
栗原務 永山マキ

写真:moeco

この日は内海君のバースデーでした。
楽屋でお祝いをしました。

内海君、かっこよかったよ。
いい年になりますように。
モダーン今夜 | comments(0) | trackbacks(0)
2006/04/11 (Tue) 21:26
るっぱくんとすずちゃん先週の黒猫船では、
るっぱくんとすずちゃんとシャーロットと一緒にミニライブ。
歌を歌った。
そのときから、なんか喉が痛いな、
と思っていたのだけれど
それからしばらく風邪で声が出なくなってしまったのだ。

寝込んだよ。わたしは。

寝込むと人にも会えないしさびしい。
誰かとしゃべりたくなる。でも声が出ない。

風邪で声が出なくなり
言葉がいかに、類まれな交信方法か、
また、人を救い、人を傷つけるかを思う。

そして、もうすぐ言葉を扱った、
「言葉と紙くず展」がもうすぐはじまる。
たった一日の展覧会。

この展覧会では、
「言葉と紙くず展」サウンドトラックを販売するのだ。
多分、みんな未発表曲だと思う。
しかも、ここでしか手に入らないと思う。

私も一曲参加したよ。
フフ。

是非遊びにきていただきたいよ。

声は大丈夫。
もう出ます。

歌いたい歌、力いっぱい届けるよ。


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MOTEL BLEU『ことばと紙屑』展
4/14(金) 渋谷CLUB QUATTRO
open 18:00 start 19:00
前売3,000円(1DRINK込)
当日3,500円(1DRINK込)
-BAND-
シシドヒナタ/K.P.M./モダーン今夜/Lamp

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モダーン今夜の出番は20時過ぎになるようだ。

明日の黒猫船では
前売り予約を受け付けようと思います。
前売り予約してくださった人は
当日前売り料金で入れるよ!

宜しくお願いします。
黒猫船 | comments(0) | trackbacks(0)
2006/04/04 (Tue) 02:12
たそがれてたら、
4月になってた。
なんとなく、家のことを
書こうと思い立つ。

私の家は、洋服屋で、
父と母と祖母はテーラーだ。

家に帰ると、
糸とミシンとアイロンと、みんながいて
仕事をしながら
「おかえり」と言ってくれる。
私は、テーラーのことをよく知らなかった。
この年になるまで。
なぜか、詳しく聞こうと思わなかったし
両親もまた、話さなかった。

このあいだ、スーツ好きのオシャレな友人が家にきて
「俺は音楽やってなかったら、テーラーか、靴職人になりたかったんだ。」
といっていた。

昔のミュージシャンはオシャレで
マイルスにしても、リーモーガン、アートブレイキー、
ハンコック、ロンカーター、レイブラウン、デクスターゴードン

みんないいスーツを着てステージに立っていたという。
それがとてもかっこよかったようだ。

友人の靴は、いつもピカピカに磨かれ、
スーツはとてもきれいで、ものに対する愛情が垣間見える。
そしてそんな彼に答えるように
靴もスーツも彼のために輝いていた。
彼は、立っているだけで、凛と、美しく見えた。

友人がスーツについて
父と嬉しそうに話をしているのを見て
なんだか私も嬉しくなる。

彼は、ビンテージ物の生地でできたスーツを触ってはため息をつく。
「はー。これは、すごくいい生地だ。」
私は、小さいころから見ているからなんとも思わない。
だが、友人は続けた。


「形がいいですね。こんなのを着てステージに立てたら。」
父は「着てみるかい?」といって彼にスーツを着せた。
彼は、着心地のよさに驚いた。
私は、そんなに違うものかなぁ?といった目でみていると
「全然違うよマキちゃん、体にフィットする。軽いよ。」
と目を輝かせた。

今、テーラーについて、興味を持っている若い人が増えているらしい。
「手作り」が見直される時代がやっとやってきたようだ。


父と、母と、飲みにいく。


「いやぁ、若いのにテーラーに興味を持ってくれてうれしかったなぁ。」

今、既製品が主流になっていき、
腕のいいテーラーが窮地に立たされていることは、私も知っていた。

父は続ける。

「お父さんは、その人の癖や趣味やその人の聴いている音楽を知って、
一緒に洋服作りがしたいんだ。」

最近、うちにくるのをとても楽しみにしているお客さんがいる。
例のビンテージものスーツのお客さんだ。
お客さんは夢を持って、うちの洋服店にやってくる。
父は洋服のことについて本当にいろいろ知っているから
お客さんの要望に、あれやこれや提案を重ねて
お客さんと一緒に服作りをする。

この作業がとても楽しいらしい。

父は、その後も洋服について語り続ける。
この人は、本当に、洋服を愛しているのだな。
アメリカスタイル、ブリティッシュスタイル、アイビー、ブリティッシュアメリカン、
ファッション、文化、デザインの移り変わりについて・・・などなど
父がこんな風に洋服のことを語るなんて、はじめてだった。
今まで一緒に生きてきて初めてのことだった。

かっこいい。
彼の目はまぎれもなく「職人」だった。
わたしは身震いがした。


ものをつくるという作業は、奥が深い。


ほろ酔いで店を出る。
高校の時にバイトしていた、実家の近所の釜飯屋さん
(釜飯もだけど、ここの串焼きが美味いんだ!)
あのころ、ここのバイド代で塾に通っていた。

これ以上、お世話になれない、と子供ながらに感じていた。
時代の流れは容赦なかった。
近所には、大きな既製品のスーツ屋ができて
街のテーラーはなくなっていった。

それでも、両親は、何も言わずに
洋服を作りながら私を育ててくれたのだ。
両親だけではない。
祖母も、曾祖母も、
私に食べ物を、言葉を、ピアノを、造形を・・・


手のひらを見上げる。
私の中で命が燃えている。

この命は
誰かに助けられ、栄養をもらって、
ここにいたるものだ。


ありがとう。


父と、母の後姿を見送る。
今年も春は咲くのだ。

明日もあさっても、
彼らはその手で、その指で、服を縫う。

あの人は、左手のほうが長い。
あの人は、左利き。
あの人は、右の肩が上がってる・・・

一生懸命考えて
一針一針に、愛情がつまってる。
一言一言を紡ぐ、作詞に似ている。


ものをつくるという作業は、奥が深い。

私はあなたの子だよ。




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