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2015/09/20 (Sun) 10:58


目が覚めると、ブルーの目をした人が
歯磨きをしている。

ミントの匂いをさせながら
「おはよう」と笑う。

シモンが私の日常にいることが
なんだか嬉しかった。

今、うちには、
スイスからやってきた
ミュージシャン、Simon Payot が宿泊している。

私は、イシイさんとシモンは
どうやって友達になっていったんだろう
と思った。

言葉も、育ってきた環境、文化も全然違うのに
例えば冗談を言ったりして
細かいニュアンスが伝わったりするのかな?

って謎だった。

二人に聞いても、
どうやって仲良くなったか覚えてないという。
ただ、お互い頭の良い人だな、と思っていたらしい。

ボストンにいた時のイシイさんの印象を聞いてみたら

・親切でやさしい
・何をすべきかわかっている
・少し謎めいている

というようなことをシモンは答えた。

最後に言った
「全然変わってない」と。


シモンは冗談をよく言う。
イシイさんも言う。

それが、私にも、何故か意味がわかる。
そして私も笑う。

どうしてだろう、
シモンと会話していると、
なんとなく、シモンの言いたいことがわかるようになってくる。

私は
海外に行くこと
海を超えることに関して
ものすごく大きくて高い壁があるように感じていた。

でも
シモンと話して
わかったことがある

私たちは、同じ部分で笑える
私たちは、おなかがすく
私たちは、地球に生きているという点で同じ…

シモンと
一緒にやる曲のリハーサルをして、

この部分はこうしよう、とか
こういうハーモニーのほうがよくない?
とか話し合う。

この音とこの音はぶつかる、とか、
何が美しくて、何が美しくないか、とか

誰に説明されたわけでもないのに
私達は
なぜだか同じような印象を受ける…

何故?

何故…なんだろう?

性別も人種も越えて
言葉を越えて
音楽の響きは心に入ってくるのだ

今日は、福岡の久留米で
初めてシモンとライブする。

一体どんな事が起こるのか楽しみだ。

シモンとの生活やライブを経て、
きっと、今までは見えなかったものが
見えるようになるだろうな。

それもまた楽しみだ。
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